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トマポケ

記録で野球を面白く!

セ・リーグ三本柱はどれほどイニングを稼げたのか

野球の記録 広島 巨人 DeNA 阪神 ヤクルト 中日

thomapoke.hatenablog.com

さて、昨日はパ・リーグの三本柱のイニングについて書いた。

今日はセ・リーグ編である。繰り返しになるが、長いイニングを投げることを「イニングを食う」長いイニングを投げる投手を「イニングイーター」と呼ぶ。

 

Aクラスを見ると、投手ではなく打線に目がいく

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まずは、1位広島から。

リーグ2位となる484回2/3を三本柱で消化した。

エース、ジョンソンを皮切りに野村祐輔黒田博樹の三本柱が上手く機能した結果と言える。

ただ、投球回5位にリリーフのヘーゲンズ83回1/3を投げてランクインしている辺りに若干の層の薄さが見られる。ヘーゲンズが6試合で先発登板したことを差し引いても、他の先発投手の頼りなさがわかってしまう。

また、先発防御率はリーグトップとなる3.29だったが、これは先発投手が機能したとは言いづらい部分がある。

というのも、2015年の先発防御率2.96だったのだ。これはリーグ2位の成績。

つまり防御率前田健太が抜けた影響か、前年より下がっているのだ。その代わり打線が好調で、チーム打点は昨季の473から648にまで上がった。

おそらくは、打線が他5球団の先発防御率を破壊し続けた結果、広島の先発防御率が相対的に跳ね上がり、1位となったのだろう。おそるべし、広島打線。

今季に目を向けると、3位の黒田博樹が引退。福井優也九里亜蓮が出てこないと厳しい。いつまでも打線に頼りきりとは言えないのが現状だ。

 

2位の巨人はエース菅野智之が投げまくり、リーグ3位となる462回1/3

また、2番手の田口麗斗の活躍も光る。しかし、これだけ投げた菅野が9勝で、2番手の田口が10勝というのは悲しい。あまりにも打線の援護がかみ合わなかった。

3番手の高木勇人もそれなりに投げたが、防御率4.314勝9敗とさっぱりな成績。

先発防御率こそリーグ2位となる3.37だが、打線とのかみ合わせが悪かったしか言えない。

昨季、138回2/3を投げた山口俊の加入により厚みは加わるが、投打がかみ合わないと厳しい結果になるかもしれない。

 

3位DeNAはリーグ4位となる443回1/3

チームの勝ち頭であった山口以上に、2年目の石田健大が投げ抜いた。勝ち星も山口に次ぐ9勝で、無くてはならない存在になったと言える。

井納翔一は2位となる151回2/3を投げたが7勝11敗で貯金を作れず。しかし、イニングを稼いだ点は評価されていいはずだ。

ちなみに先発防御率はリーグ4位となる3.76防御率2.86の山口が抜けた影響が今季どうでるか?

 

Bクラスは阪神が投げまくっている

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4位阪神はリーグ1位となる512回2/3を消化した。

毎年イニングを食い続けるメッセンジャーと、2年目から3年連続で160回以上を投げている藤浪晋太郎、今季一気に評価を上げた岩貞祐太と、三本柱の踏ん張りが効いた。さらにチーム4位の能見篤史147回1/3を投げている。先発防御率もリーグ3位となる3.43で、先発陣に不安は無い。

しかし、チーム打率が.2445でリーグ最下位。チーム打点もリーグ5位の475と打線の拙攻が響き、リーグ順位に直結した。

今季、岩崎優青柳晃洋が育ってくれば、さらに盤石の体制となる。

 

5位ヤクルトはリーグ5位となる414回2/3

先発防御率がリーグ最下位の4.96というデータと合わせて、先発陣の脆さが浮き彫りとなった。

3勝2敗防御率5.60成瀬善久がチーム5位となる72回1/3を投げているのも、台所事情の苦しさを物語っている。

そのなかで6勝12敗ながら140回を投げ抜いた山中浩史は評価されていい。

今季は原樹里の成長に期待したいが、いかんせん一人だけではどうにもならない。新外国人の活躍が無ければ、来季も厳しい。

 

6位中日は12球団最下位となる386回2/3。しかし、DH制があるにも関わらず、391回だった西武がいるので、実質は11位と言うべきか(セ・リーグと比較して改めて西武の三本柱の弱さが浮き彫りになったと言える)。

故障から復帰した吉見一起がチーム1位という状況では厳しい。山井大介若松駿太らがもう少し活躍していれば状況も違っただろう。

先発防御率3.96とヤクルトより1点上回っているが、それでもリーグ5位。ヤクルトよりもイニングを稼げていないが、中日はリリーフ防御率がリーグ1位の3.04だったので、早めの継投だったというのもあるだろう。

一方でヤクルトの場合はリリーフ防御率4.34で最下位なので、先発を引っ張るしか無かったとも言える。

 

まとめ
  • 広島の打線が爆発した影響で2015年と比べて先発防御率が全体的に悪化。
  • 巨人は打線との歯車のかみ合いがポイントとなる。
  • 阪神は先発陣が充実しているが、打線の奮起が必要。
  • 中日はリーグ最下位だが、リリーフ陣がよかったため、早めの継投をしたのだろう。
  • ヤクルトはリーグ5位の投球回だが、リリーフ陣が壊滅的だったため、それでも先発を引っ張った方と言える。
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